お恥ずかしながら、10年近く前もWordPressに取り組もうとしましたが、あいさつ文のような記事を書いたきり、それ以上何もしなくなってしまいました。
今どこが失敗だったかを考えて、仕事としてであれ趣味としてであれ、WordPressを始めるあなたに共有できれば嬉しいです。
挫折した3つの理由
10年前WordPressを始めてすぐに記事が書けなくなった理由は、次の3つです。
- 挫折した理由1:何でも手動でやろうとした。
- 挫折した理由2:考え方が狭すぎた。
- 挫折した理由3:道具がそろっていなかった。
挫折した理由1:何でも手動でやろうとした。
当時すでに、わたしはWordPressを使わずにWebサイトを作成し公開していましたし、他の人のWebサイトの制作をお手伝いしていました。
それで、WordPressも手動でインストールできるだろうと思いました。インストールはできました。でも、テーマや装飾まで手動でやろうと思ったのが、失敗のポイントです。結局、WordPressの仕組みもまだよくわかっていなかったにもかかわらずテーマや装飾を1から作ろうなんて、無理でした。
挫折した理由2:考え方が狭すぎた。
今も昔も個人事業者ですが、当時はMilkSoftというブランドに強いこだわりがありました。今も、MilkSoftという名前は大切ですが、当時は考え方が狭すぎました。
それで、記事を公開するにはすごくきちんと分類して、書き手も別々の立場に分けようとしました。これは誰か別の書き手がいるのではなく、自分の中で、広報、技術、解説などと明確に分けようとしていた、という意味です。
それに、記事はきちんと完成度の高いすきのないものにしようと考えていました。
そういうことがちゃんとできる人もいると思いますし、そういうことができる人はすぐにブログを仕事にできるのでしょう。ただ、わたしはそこまでできませんでした。
挫折した理由3:道具がそろっていなかった。
iPadやスマートフォンだけだとどうかわかりませんが、PCならWordPressの操作に不自由はありません。その意味では今も昔もPCのスペックの問題は感じません。ですから、道具と言っても、ハードウェアではなくソフトウェアのことです。
今だからわかることですが、Internet Explorerは少し使いにくい面がありました。IEのためにスタイルシートなどを調整する必要もありました。
そして、編集のためにテキストエディターだけを使っていました。これは、テキストエディターが悪いというのではありません。テキストエディター1つしか使い方を知らなかったので、HTMLもCSSも記事も何でも1つのテキストエディターで作成し編集しようとしてしまったのです。それも、ファイルの種類ごとにカスタマイズして、使いやすくすればよかったと思いますが、そういうことがわかっていませんでした。
リトライは成功するか
挫折した理由は分析できましたが、今回のリトライは次のような対策をしました。
WordPress対応プランにした。
サーバーを選ぶときに、WordPressがついているプランにしました。これは、設置場所やパスワードなどを決めるだけで、WordPressを自動でインストールしてくれるプランのことです。今は、どこのレンタルサーバーにもWordPressを簡単に始められるプランがあります。
ただ、YouTubeなどでWordPressやブログの始め方解説を調べると、レンタルサーバーの会社とのつながりで、特定の会社名のレンタルサーバーのプランを強く勧めてくることがあります。そうなると、いろいろなレンタルサーバーのWordPress以外の使いやすさが見えにくくなってしまいます。レンタルサーバーは、月額料金やメール設定やファイルマネージャーなどWordPress以外の使いやすさも考える必要があります。
また、ご覧の通り、テーマもとても有名なものをほぼそのまま使っています。これは後日いじればいいかな、と考えています。
とにかく記事を書く。
狭く考えすぎないで、とにかく記事を書くように心がけています。もちろん、誰が読むかわからないし、記事を書いている時の心の中を神は見ておられるので、ふさわしくない内容や表現は避けなければなりません。ブログの良いところは、書いたものをいつでも修正できることです。
わたしはレイアウトのきちんとしたPDF版も作っている関係で、Wordで書いたものをWordPressに流し込むという方法を取っています。Wordで書いて見直しや手直しをするようにします。この[オリジナル]カテゴリーの記事は、WordPressに書き下ろしています。
とにかく、記事が増えないと、全体の方向性が見えてこないし、方向性が見えてこないとデザインもまとまりません。
道具の使い方を少し覚えた。
WordPress自身が書きやすい道具だとわかってきました。それに、今のWebブラウザーEdgeは癖が強いものではありません。
あと、お恥ずかしい話ですが、最近になってやっとVisual Studio Codeの使いやすさがわかってきました。
さて、今回のWordPressリトライは、うまくいくでしょうか。正直まだわかりません。でも、記事にしたいことはたくさんあります。今のところ、毎月見に来ればあたらしい記事がいくつか読めるかな、というようなつもりでやっていきたいと思っています。
よろしくお願いいたします。