WS-02 いつもアップデートを気にする

コンピューターにはOSという人間との橋渡しをしているソフトウェアが入っています。OSのおかげで、コンピューターを誰でも便利な道具として使えます。ですから、OSに間違いや悪い使い方ができてしまうところがあると、悪い人たちにも便利な道具になります。
それで、セキュリティのアップデートを組み込んで、あなたのコンピューターが悪い人たちの道具にならないようにしなければなりません。
でも、どうやってセキュリティのアップデートを組み込むのでしょうか。知っておきましょう。
Windowsの入ったPCのアップデート手順も考えますから、説明を見ながらやってみてください。

アップデートは[設定]アプリを使う

まず、PCとスマートフォンとタブレットのどれでも同じセキュリティのアップデートの知っておきたいところを考えます。
どのコンピューターを持っていても、安心して使うためには、きちんとアップデートしてください。

コンピューターのアップデートには、セキュリティのアップデートだけでなく、新しい機能を付け加えたり、今までの機能を使いやすくしたり、使われなくなった古い機能を取り除いたりすることもあります。
それで、アップデートをバージョンアップとか更新ともいいます。

ワンポイント-バージョンって何?

バージョン(Version)は、[1.20]や[1.21.5]のような、アップデートがどれほど進んだかを表す数字や記号です。
例えば、[バージョン1.21.5]は、[バージョン1.20]よりもアップデートされていて、機能が付け加えたり今までよりも使いやすくなったりしているはずです。アップデートされるたびにバージョンの数字は大きくなります。アップデートしてバージョンの数字が大きくなることをバージョンアップといいます。
試作品は、[0.1]ぐらいから始まり、みんなが使えるようになるのが[1.0]で、使いやすくするアップデートが行なわれていくと[1.1]や[1.2]になります。
仕組みそのものや見た目を変えるなどの大きなアップデートがあると、[2.0]のように左側の数字が変わります。
でも、使いやすくしようとして、かえって使いにくくなってしまうこともあります。そういう時は、苦情がたくさん出て、すぐに直すためにアップデートされます。そういう小さいアップデートでは、右側の数字が変わります。

アップデートを組み込む時は、準備として、次の3つのことをしてください。

  • インターネットにつながっていること。
    新しいアップデートは、インターネット上からあなたのコンピューターに取り込むので、通信が安定していたほうが早く終わります。
  • バッテリー切れにならないようにする。
    コンピューターの中をたくさん書き換えるので、いつもよりも電気がかかります。アップデートを組み込む途中で電気がなくなると、コンピューターがうまく動かなくなってしまうことがあります。それで、しっかりコンセントから電気を取るようにします。
  • 数時間コンピューターを使わなくて済むようにする。
    アップデートを組み込む間は、コンピューターは他のことには使えません。JW Libraryなどのアプリを使っている途中なら、閉じてください。その後、数時間はコンピューターを使わなくて済む予定にしておくと良いでしょう。

準備ができたら、[設定]というアプリを使います。[設定]アプリは、たいていのコンピューターで、歯車のようなマークになっています。新しいアップデートが作られていれば、[設定]アプリを開くと、わかりやすくアップデートを組み込む画面にたどり着けるようになっています。後は、画面の説明に従って進めます。

Windowsの入ったPCのアップデート手順

ここからは、Windowsの入ったPCのアップデートを実際の画面を見ながら考えます。
Windowsは、アップデートがたくさんあるので、毎日のように更新をチェックすると、その時の最新にできます。

手順1:[設定]アプリを開く。

手順2:[Windows Update]のページを開く。

ワンポイント-文字入力に慣れているなら。

キーボードでの文字入力に慣れているなら、次のような操作で、手順1と2をまとめて簡単にできます。

  1. Windowsキーを押して、[Update]と入力する。
  2. [更新とセキュリティ]を選んでEnterキーを押す。

手順3:アップデートを確認する。

手順4:アップデートを組み込む。

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