コンピューターは、いつもセキュリティのアップデートを気にしていなければなりません。
でも、2025年10月14日からセキュリティのアップデートが作られなくなるコンピューターもあります。
あなたが使っているPCはどうですか。そもそも、どうすれば見分けられますか。
PCを3種類に分ける
PCは、いろいろなメーカーが作っているので、いろいろな種類があり、いろいろな分け方ができます。
ここでは、人間との橋渡しをしているOSの種類で、PCを3種類に分けます。
OSは人間とコンピューターの橋渡しですから、見た目や操作方法を決めています。ですから、違うメーカーのコンピューターでも同じOSが入っていれば、同じような見た目で、同じような操作方法になります。
Mac
iPhoneやiPadと同じようにリンゴのマークがあるPCは、Macという種類です。今のMacは、Appleというメーカーだけが作っています。
MacにはmacOSというOSが入っています。macOSは、iPhoneやiPadに入っているOSに似ています。
よく、「Macはセキュリティがしっかりしているので安全だ」と思い込む人がいます。今でもそう思い込むのは間違いです。昔は、Macを使っている人が少なかったので、悪い人たちに狙われるのが少なかっただけで、今はMacも狙われています。
Windows10が入ったPC
Windows10が入ったPCは、「こういうコンピューターならWindows10が動く」という設計図のようなものをもとにして、いろいろなメーカーが作っています。
PCのメーカーは、MicrosoftからWindowsを買い込んで、PCに入れてから、わたしたちに売ります。ですから、わたしたちが支払うWindowsの入ったPCの代金には、Windowsの値段も入っています。
Windows10という名前の10は、バージョンではありません。3.1やNT3.51やNT4.0はありましたが、5や6や9が名前につけられたことはないからです。
それで、Windows10とWindows11は別のものと考えたほうがわかりやすいでしょう。
Windows10を入れられるコンピューターの設計図は古いので、Windows11を入れられるコンピューターの設計図とは合わないところがあります。
Windows11が入ったPC
Windows11が入ったPCは、「こういうコンピューターならWindows11が動く」という設計図のようなものをもとにして、いろいろなメーカーが作っています。
部品をプラモデルのように組み立てれば、あなたもPCを作れます。その時は、部品と一緒にWindowsも買って、自分で組み込む必要があります。
Windows11が動くPCの設計図は、Windows10が動くPCの設計図とどこが変わったのでしょうか。大きく変わったことの1つは、セキュリティです。Windows11の動くPCは、Windows10の動くPCよりも新しいセキュリティになっています。
ワンポイント-Chromebookもあるにはある。
Macや、Windowsの入ったPCの他に、Chromebook(クロームブック)という種類のPCもあります。これは、小中学生にコンピューターを持たせるGIGAスクール構想で使われています。
Google ChromeというWebブラウザーをもとにしたOSが入っています。MacやWindowsの入ったPCに比べてできることが限られています。
Windows10とWindows11の見分け方
あなたのPCにはリンゴのマークがありますか。ないとしたら、たいていWindowsの入ったPCです。
2025年10月14日でサポート終了になるのはWindows10です。Windows11の入ったPCを使っている人は、2025年10月14日を気にすることはありません。ただ、セキュリティのアップデートはいつも気にしていてください。
でも、Windows10とWindows11は似ているので、自分のPCにどちらが入っているかわからなくなってしまうかもしれません。
図01のように簡単に見分けられます。
図01

あなたのPCはどの種類?
あなたのPCはどの種類ですか。どの種類でも、セキュリティのアップデートをいつも気にしてください。
あなたが今もWindows10が入ったPCを使っているなら、どうすればいいでしょうか。続く記事で考えましょう。