あなたはPCを使っていますか。PCの多くは、Microsoftという会社のWindowsというOS(オペレーティングシステム)が入っています。OSは人間とコンピューターの橋渡しをしています。
Windows10という名前のOSは、2025年10月14日でサポート終了になります。
セキュリティのアップデートってどういうこと?
コンピューターは、人間が作ったものなので、間違いがたくさんあります。悪い人たちは、コンピューターの間違いを使って悪いことをします。
インターネットを使って誰かのコンピューターを勝手に動かして悪いことをさせることもできます。あなたが気付かないうちに、あなたのコンピューターが悪いことに使われているとしたら、とても嫌な気持ちになるでしょう。
恐ろしい病気をイメージしてください。その病気が発見されてから、すぐに薬が作られます。数人がその病気にかかってしまいますが、薬のおかげで回復して、大きな被害にはなりません。でも、あなたがその病気にかかって苦しむかどうかは、薬を受け取ってきちんと使うかどうかで決まります。
コンピューターの間違いをふさぐために、セキュリティのアップデートがあります。セキュリティのアップデートは、病気の薬のようなものです。
ワンポイント-それって、コンピューターウィルスのこと?
ここでイメージしている病気は、コンピューターウィルスだけではなく、もっと深くコンピューターに入り込んで悪い動きをするいろいろなもののことです。
それで、ウィルス対策アプリだけが薬になるとは限りません。
セキュリティのアップデートをあなたのコンピューターに組み込むには、少し時間がかかり、その間コンピューターが使えなくなります。バッテリーで動いているコンピューターは、セキュリティのアップデートの途中でバッテリーがなくならないようにコンセントにつないでおく必要があります。
セキュリティのアップデートの間、コンピューターが使えなくなるので、あなたの都合のいい時間にセキュリティのアップデートを組み込めるように、新しいセキュリティのアップデートができたら知らせがあります。あなたはその知らせを見たら、できるだけ早く自分の都合のいい時間を作ってセキュリティのアップデートを組み込みます。
あなたのコンピューターは、きちんとセキュリティのアップデートをすれば、勝手に悪いことに使われないようになります。
セキュリティのアップデートは、1回すれば安心というわけにはいきません。悪い人たちは、毎日いろいろな手口を考えて、あなたのコンピューターを狙っています。ですから、セキュリティのアップデートも毎日のように作られています。
セキュリティのアップデートは、どこから来ますか。AndroidのスマートフォンやタブレットならGoogleから来ます。iPhoneとiPadとMacならAppleから来ます。Windowsの入ったPCならMicrosoftから来ます。
セキュリティのアップデートを組み込むのはそれほど難しい操作ではありません。たいていは、画面に表示されるセキュリティのアップデート開始のボタンを押すだけです。
それなのに、セキュリティのアップデートをしない人がいます。面倒くさいと感じるのでしょうか。セキュリティのアップデートをしなくても大丈夫だと考えているのでしょうか。そもそもセキュリティのアップデートを知らないのでしょうか。あなたやあなたの周りの人たちはどうですか。
あなたのコンピューターにセキュリティのアップデートを組み込まないと誰が困りますか。あなたも困るでしょう。でも、あなたのコンピューターのせいで悪いことに巻き込まれた人はもっと困ります。あなたは全部の責任を取れますか。あなたがセキュリティのアップデートをしないコンピューターを使うのは、危険のある生き物を管理しないで飼っているようなものです。聖書にも、突き癖のある牛をきちんと管理しないで飼っていて事故が起きたなら飼い主が死刑になる、と教えています。
ワンポイント-あなたのコンピューターで起きる悪いこと。
コンピューターには間違いがたくさんあります。間違いがあると、悪い人たちから利用されてしまいます。間違いとまでは言えなくても、悪い使い方ができてしまうものもあります。間違いや悪い使い方ができてしまうところをセキュリティの脆弱性(ぜいじゃくせい:弱さ)といいます。
あなたのコンピューターセキュリティが弱いと、何をされてしまいますか。
- あなたのコンピューターから文書や写真などのデータがコピーされてしまいます。あなたの家族や友人の住所や写真がもとで犯罪に巻き込まれやすくなります。
- あなたのメールやSNSを使って、嘘の情報がばらまかれます。それを見た人はあなたからの情報だと信じ込み、嘘の情報に振り回されます。
- あなたのコンピューターのカメラやマイクが勝手に使われて、家の中が丸見えになります。
- あなたのコンピューターから、JW.ORGなどに良くないデータが大量に送られ、JW.ORGなどが表示できなくなります。
- あなたのコンピューターを使って、仕事場や王国会館のコンピューターネットワークに入り込み、仕事や活動の邪魔をします。
ここに挙げたのはほんの一部です。
あなたのコンピューターのセキュリティが弱いせいで、悪いことが大勢に起こります。
2025年10月14日に何が終わる?
やがてコンピューターが古くなってくると、コンピューターそのものの仕組みが新しいセキュリティのアップデートに合わなくなってきます。どうがんばっても、セキュリティのアップデートできなくなるのがサポート終了です。サポート終了して、新しいセキュリティのアップデートできなくなったコンピューターを使い続けるのは危険です。
もしも、急にあなたのコンピューターは新しいセキュリティのアップデートが組み込めないと言われたら、とても困ってしまうでしょう。それで、だいたいの先のことを考えて、新しいセキュリティのアップデートを作らなくなる日を決めておきます。その日までは、サポート期間なので、セキュリティのアップデートが作られます。
2025年10月14日は、Windows10が入ったPCのサポート終了の日です。
2025年10月14日から、Windows10が入ったPCには新しいセキュリティのアップデートが作られなくなります。何か新しい悪い手口が使われるようになっても、セキュリティのアップデートが作られないので、悪いことに利用されるままになります。
まとめ
2025年10月14日はどういう日ですか。何が起きますか。まとめます。
- コンピューターは、間違いがたくさんあります。悪い人たちは、あなたのコンピューターの間違いに入り込んで悪いことをします。
- セキュリティのアップデートで間違いをふさぎ、悪い人たちが利用できなくします。
- あなたは、新しいセキュリティのアップデートの知らせを見たら、できるだけ早くセキュリティのアップデートを組み込まなければなりません。
- やがて、コンピューターそのものの仕組みが合わなくなり、新しいセキュリティのアップデートを組み込めなくなります。
- 2025年10月14日から、Windows10が入ったPCには新しいセキュリティのアップデートが作られなくなります。何か新しい悪い手口が使われるようになっても、セキュリティのアップデートが作られないので、悪いことに利用されるままになります。
聖書は、今の世の中が、惑わしたり惑わされたりして、どんどん悪くなると予告していました。
Windows10のサポート終了を新しいコンピューターを売りつけるチャンスだと考える業者がたくさんあります。それに反発して、Windows10のサポート終了について、気にする必要はないと主張する人もいます。
でも、サポート終了した後、Windows10の入ったコンピューターを使い続けると、あなたが困るだけでなく、周りの大勢の人たちを困らせてしまいます。
どうすればいいのでしょうか。一緒に考えてみましょう。